2015年8月8日土曜日

アプト式 「10000」 EC40型



軽井沢駅舎記念館に保存してあるアプト式電気機関車
「10000」トップナンバー こと EC40型 EC40-1 が静態保存
されています。

日本国有鉄道(国鉄)の前身である鉄道院1912年(明治45年)
輸入した直流電気機関車で、日本の国有鉄道が初めて導入した
電気機関車です。
また日本で唯一、動軸数が奇数の電気機関車です。

輸入された電気機関車なので、
何処か異国情緒を感じさせます。

チョット可愛い感じの電気機関車です。

電気機関車の横に 66.4‰ の標識が設置されています。
もの凄い勾配です。

下向きに設置されているラッパ・・・タイフォンです。

楕円形の窓の向こうに、軽井沢の文字

明治時代の電気機関車が、動かないにしろ
残っている事態凄い事です。

運転台を覗いてみました。

 簡素な運転台です。

車体中央の窓から電動機を見てみました。

主電動機はMT3(一時間定格出力210kW)を1両当たり2基搭載し、
1基は車輪駆動用に、もう1基はラック歯車駆動用に用られていました。

前面の開口部にはジャンパー栓・・・ケーブルが収納???

下回りの様子。
3次駆動輪があり中間の動輪をモーターが駆動し
ロッドで前後の動輪にも動力を伝達します。

連結器はえおーろっぱで見かける鎖リンク式に
両側にはバッファーが取り付けられています。

電気の集電は、屋根上のポールと
峠越えは、トンネル断面が極めて小さかったため
サードレールから集電します。

集電靴とサードレールの様子。

集電靴は、や落ち葉による集電不良を避けるため
第三軌条の下側に接触する方式で、日本では唯一のものでしった。


サードレールの支持状態

「10000」のプレートと「東」の切り文字

この電気機関車は、昭和39年10年14日に鉄道記念物指定
されています。

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